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八戸市民病院から名古屋日赤病院に転院しました。

転院先の先生はもう最初から手術するしかないという話で、矢継ぎ早にどんな手術をするか説明しました。サンプルの写真をぱらぱらと見せられながら、ほらこれがこうなる、すぐ社会復帰できます、全然問題ないという説明でした。

このときはてっきり元のとおり治るものと思っていたので、この先生に全部任せることにしました。「植皮」なんていう言葉はきいたこともありませんでしたが、ようは皮膚の腐ったところに、自分の他の正常な皮膚を移植するという手術です。なにやら拷問器具のような写真を見せられながら、これで皮膚をめくりますので、とても耐えられないので全身麻酔でやるということでした。

手術前日、太ももの皮膚を剥ぐ際に邪魔となる毛を全部剃ることになりました。看護婦さんとお風呂で2人きり、両手を縛られて一方的に剃られてなんかいけないことをしている気がしないでもないが。。。足が異様にきれいになってしまい、妙にもったいない気持ちが強くなり、ちょっとだけ手術がためらわれました。しかしやめるという理由にも乏しい。やっぱりやるしかありません。。。手術は明日の午後3時から予定されており、今日から何も食べていけないことになっていました。緊張して何もする気になれず、唯一のストレス発散である菓子食いもできないので、いらいらしながら夜を待ちました。

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手術当日、テレビでよく見る緑の服を着せられ、お尻に注射を打たれました。精神が安定する薬ということでしたが、何も変化がありませんでした。途中、エレベータや通路で一般の人をみる機会があって、人を追い越しながら歩く男と比べると、明らかに自分は無力で、災害が起こったら真っ先に死ぬと思うと動物として情けないなとか思ってました。

3月末でしたが、手術室はひんやりと寒く、キンキンと拷問器具と容器の触れる音が体に響いてきます。もう体がガクブル震えていました。
不意にコツンと麻酔の管が口にぶつかり、「深呼吸してください」といわれ、従いつつ、これで意識失うのかな、その瞬間を伺ってやろうと思ってたら、もう後片付けをしているので、もう手術が終わったらしい。いわゆるキャンセルです。
インパクトのときもこうしてほしかった。。。

首をガクッとされ、喉の奥から麻酔管が抜かれたと思ったら、またすぐ眠ってしまったようで、次に目が開いたら今度は病室の天井が見えました。横には人が並んでいて、ああこれテレビで見た事ある絵ですね。
気分がよいので、手術っていうのはこの程度のものか、緊張して損したぐらいに思いました。

しかし、すぐに麻酔が切れてきたようで、皮を剥いだ太ももと植皮先の腕が猛烈に痛み出しました。とても太刀打ちできないレベルの気持ち悪さと痛みとで、寝るしかありませんでした。